マイホームの購入に頭金2割は絶対に必要?

晃平
ちょっといいか

はい

どうだった?

初めて資金計画書を作ってみて

何となく見よう見真似で作ったので…

細かい部分の裏付けなんかが曖昧な感じがします

そうか

1つ質問なんだが…

ここで購入資金として物件価格の2割ほどの数字を入れているんだが、これはどうしてだ?

えっ…

なにかおかしいですか?

いやいや

そうじゃなくて、晃平の中で何か根拠でもあったのかと思って聞いてみたんだ

根拠ですか…

あの…特になくて…
一般的に「頭金は2割必要」って言われてるのを鵜呑みにしたというか…

なるほど

まあ、間違いを指摘しているとかじゃないからそんなにかしこまるなよ

はい…

じゃあちょっと質問を変えようか

さっき「一般的に頭金は2割必要って言われている」って言ったけど、それって何時ぐらいから言われているか知ってるか?

何時から…

考えたこともなかったです…

はは
まあそうだな

この「頭金2割」っていうのはバブルの時の名残って言われてるんだ

バブルのですか?

ああ
その当時の金利は今と比べものにならないくらい高かった

今はフラット35でも1.5%~2.0%くらいだろ?

バブル期は8%くらいまで金利が上がったんだ

えっ!?

8%ですか??

そうだ

いくら景気が良かったとはいえ、それでもマイホームを購入する人がいてたんですね

その時は土地、不動産の価格がものすごい勢いで上昇していたこともあって「今買わないと手に入らないのでは?」といった心理も働いてマイホーム購入に走る人が多かったんだ

でも金利は8%ですよね…

なぜそんな状況でと思ったかもしれんが、収入が右肩上がりで増えていたから「繰り上げ返済」して退職金の一部で完済するといったプランが当たり前だったんだ

ただ、そうはいってもさすがに高い…ということでよく利用されていたのが住宅金融公庫
今で言う住宅金融支援機構

当時、銀行は変動金利の住宅ローンしか扱っていない中、この住宅金融公庫は民間銀行より低い金利でしかも固定金利

それに審査基準も緩くて借りやすいってイメージがあったな

なんか…

金利が高かったり固定金利がなかったりってイメージが全然わかないです…

そりゃ、晃平の年齢なら当たり前だ
梶原くんですら知識上でしか分からないしな

まあそれでだ

その住宅金融公庫のローンが「物件価格の8割まで」という規定があった

つまり…

頭金が2割必要ってことですよね

そういうことだ

この辺りから「頭金2割」っていうことがよく言われ始めたんだ

なるほど!

じゃあここでバブル期と現在の住宅ローンを比較してみようか

まず比較しやすいように物件価格は「4,000万円」
金利は住宅金融公庫が「5.0%」で現在が「2.0%」としよう

 

頭金 800万円 0円
借入額 3,200万円 4,000万円
返済年数 35年 35年
金利 5.0% 2.0%
毎月返済額 161,500円 132,505円
総返済額 67,829,495円 55,651,862円
支払利息 35,829,495円 15,651,862円

これを見てどう思った?

金利差があるのでこうなるかなと思ったのですが…

それにしても圧倒的に頭金2割の方が支払いが多いですね…

そうだな

まあ何が言いたいかというと

「頭金2割」に縛られるんじゃなくて、欲しい物件がいくらで、いくら借りれて、足りない分を手元の資金でいくらまかなうのかといった資金計画の本質を見ていかないと「マイホーム購入」のイベントがどんどん後ろへずれていって老後に影響を及ぼす可能性も出てくるということだ

ましてや親の援助があればいいが、それが期待できない状態で家賃を支払いながら「頭金2割」を貯めるっていうのは中々難しいことだと思わないか?

確かにそうですよね…

ちょっと話が長くなったが「頭金2割」にあんまりとらわれずに資金計画を作ってみたらどうだ

分かりました

そう考えると何パターンか資金計画があってもいいのかもしれませんね

そうだな

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